日本理化学工業
- 2010-11-23
- Mizuta
先日、「日本でいちばん大切にしたい会社」という本で有名な日本理化学工業という会社を見学させていただきましたのでご報告です。
まず、驚いたのは工場に入ると、大きな声で、「こんにちは」と声をかけてくれたこと。何も知らなければ、そこで働いている人全員が知的障害者だとは気がつきません。チョークを作る工程をひととおり、間近で見学させていただいたのですが、そこには健常者は一人もおられなかったのです。
そして、どなたも真剣に一生懸命に作業をされていました。事前に許可をいただいていたので、遠慮なくカメラを向けたのですが、とても自然で「自分は自分の仕事をまっとうする」という意気込みと、仕事への誇り、ご自身への自信を感じました。
乾燥したチョークを並べたトレーを揺すり不良品をチェックする人は、30年間その作業に携わっておられ、さっと揺すっただけで分かると説明してくれました。まさに職人芸です。
ただ、その方も入社された頃は、奇声を発したり、発作を起こしたり・・・。その度に、家に連れ戻され「もうしません」と言って出社してくる。何度も繰り返しているうち、それが1週間に一度になり2週間に一度になり・・・8年かかったとお聞きしました。
長い年月をかけて今の会社を築いてこられたことを実感しました。
こんな風に働く喜びを作り出し、人を幸せにする会社だから大切にしたい。大きな宣伝をしなくても、商品開発等の協力を申し出てくれる研究機関や企業が後を絶たないそうです。こうして魅力的な商品が産み出され、そんな想いのこもった商品だからこそ買いたくなる。だから70年以上も業績を上げ続けておられるわけです。まさに、社会的価値の高い会社だと思います。
自分が仕事やコンサルティングをするうえで大切にしたいことも再認識できました。
この本については、本誌平成21年4月号の書評でも取り上げていますが、まだご覧になっておられない方はぜひ!商品のキットパスは、ガラスやホワイトボードにも書けて、簡単に水拭きで消えるカラフルで笑顔が広がる素敵な筆記具ですよ!
勝手に宣伝部員(笑)


