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人事・労務 最新トピックス

「“私傷病休職”と“労災休職”、どこが違う?」

2025-07-18

📄【「私傷病休職」と「労災休職」、制度や手続きに違いは?】

社員から長期の休職申請があったとき、
「全部同じ休職扱い」で済ませていませんか?

📍「私傷病休職」
📍「労災休職」

💬「病気やケガなら全部同じ?」
➡ 休職理由によって会社の対応や権利義務が大きく変わります。

📌まずルールを整理すると…

🟦 私傷病休職
👉 業務外の病気・ケガによる休職
👉 賃金支払いは原則なし(傷病手当金等の公的給付が中心)
👉 復職は医師の診断書・会社の就労可否判断が必須

🟩 労災休職
👉 業務上の負傷・疾病による休職
👉 休業補償給付(労災保険)あり、原則解雇制限
👉 復職判断やリハビリ支援も重要

⚠️実際のトラブル例

❌ 業務上ケガなのに「私傷病休職」で扱い→労災隠し指摘
❌ 給与・手当が曖昧で不払いトラブル
❌ 休職復帰時の対応不備→不当解雇と争われる

➡ 適切な制度設計・記録・説明を怠ると、法令違反や賠償リスクに。

👨‍💼社労士の視点
私傷病・労災休職対応の正しいフロー:

① 休職理由を必ず確認し、証拠を残す
② 就業規則で制度の内容・手当・復職基準を明記
③ 労災該当時は労基署申請と必要な対応を速やかに
④ 復職時の健康診断・職場復帰支援も徹底

📣まとめ
休職対応でトラブルを防ぐカギは――
“原因確認”と“ルール明確化・証拠化”です。

「どっちも同じ」では済まされません。
適切な運用で会社も社員も守りましょう!

#私傷病休職 #労災休職 #就業規則 #労務管理の基本 #社労士の視点 #休職トラブル防止