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人事・労務 最新トピックス

「“休職”と“休業”、どう違う?」

2025-08-28

📄【「休職」と「休業」の違い、説明できますか?】

社員から「しばらく休みたい」と言われたとき、
あなたの会社はどう対応しますか?

📍「休職」
📍「休業」

💬「どちらも同じ“お休み”でしょ?」
➡ 実は会社の責任や支払い義務がまったく違います。

📌まずルールを整理すると…

🟦 休職
👉 私傷病や家庭事情などで労務提供できない場合
👉 就業規則の定めが根拠(法律に直接規定なし)
👉 賃金支払いは原則なし(傷病手当金などで対応)

🟩 休業
👉 会社都合で労働者を働かせられない場合
👉 労基法26条に基づき「休業手当(平均賃金の60%以上)」支払い義務
👉 自然災害や経営悪化による一時帰休も含む

⚠️実際のトラブル例

❌ 会社都合なのに「休職扱い」とした→休業手当未払いで是正指導
❌ 就業規則に休職規定なし→対応が恣意的と批判
❌ 扱いの誤りで「不利益取扱い」「不当解雇」認定

➡ 「休職と休業の混同」が労務トラブルの火種になります。

👨‍💼社労士の視点
休職・休業対応の正しいフロー:

① 休む理由が「労働者都合」か「会社都合」かを切り分ける
② 就業規則に休職規定を整備(期間・復職判断)
③ 休業の場合は労基法26条に沿って休業手当を支給
④ 記録・説明を徹底し、トラブルを未然に防止

📣まとめ
“休職”と“休業”は似て非なる制度。
違いを正しく理解し、制度を整備することが会社を守ります!

#休職と休業 #休業手当 #就業規則 #社労士の視点 #労務管理の基本