📄【「固定残業代制」、有効な運用のポイントを説明できますか?】
「残業代込みで月給●円」と求人していませんか?
固定残業代制の導入には法的な要件があり、曖昧な運用は大きなリスクです。
📍「固定残業代制」
📍「名ばかり残業代」
💬「何時間でも“固定”にしていい?」
➡ 実は“明確な内訳”と“超過分の支払い”が必須です。
📌まずルールを整理すると…
🟦 固定残業代制の有効要件
👉 固定残業代部分と基本給を明確に区分
👉 固定残業時間数・金額を明示し、契約書や求人票に記載
👉 固定時間を超えた分は別途残業代を支払い
👉 残業がなくても毎月固定分は支払う
🟩 無効となる主なケース
👉 内訳や時間数が曖昧で、明確な説明がない
👉 超過分の未払い
👉 基本給との区分が不明確
⚠️実際のトラブル例
❌ 求人票に「固定残業代●円(●時間分)」の明記なし→是正指導
❌ 固定時間を超えても追加支払なし→未払い請求
❌ 基本給が極端に低い→「実質最低賃金割れ」で無効
➡ 曖昧な運用・説明不足が、違法認定や賠償請求の火種に。
👨💼社労士の視点
固定残業代制導入の正しいフロー:
① 契約書・求人票・就業規則等に内訳・時間数・金額を明記
② 超過分は別途計算・支払いを徹底
③ 定期的に運用実態を確認・見直し
④ 労働者への説明責任・トラブル時の記録保存
📣まとめ
固定残業代制対応でトラブルを防ぐカギは――
“明確なルール化”と“実態に即した運用”です。
「なんとなく固定」で済ませず、正しい制度設計を!
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