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人事・労務 最新トピックス

「“雇止め”と“解雇”、どこが違う?」

2025-08-29

📄【「雇止め」と「解雇」の違い、説明できますか?】

契約社員との契約満了時に、
「更新しない」と伝えるだけで本当に大丈夫でしょうか?

📍「雇止め」
📍「解雇」

💬「どちらも会社都合で辞めさせるのでは?」
➡ 実はルールも要件も全く違います。

📌まずルールを整理すると…

🟦 雇止め
👉 有期契約の更新拒否
👉 労働契約法19条:更新を繰り返した場合や更新への合理的期待がある場合、雇止めは制限される
👉 更新拒否の際は事前説明・記録保存が重要

🟩 解雇
👉 期間の定めのない雇用契約の終了
👉 客観的合理的理由+社会的相当性が必須
👉 解雇予告・解雇理由証明書の交付義務あり

⚠️実際のトラブル例

❌ 長期更新していた契約社員を突然雇止め→不当解雇認定
❌ 説明なしの更新拒否→紛争・労働審判
❌ 記録不備で「合意退職に誘導した」と主張され訴訟

➡ 雇止めと解雇を混同した対応が、会社のリスクを拡大させます。

👨‍💼社労士の視点
雇止め対応の正しいフロー:

① 契約書に更新回数・条件を明記
② 更新状況を管理し、合理的期待が発生していないか確認
③ 雇止めを行う場合は十分な事前説明・記録化
④ 解雇と混同しないよう社内教育を徹底

📣まとめ
“雇止め”と“解雇”の違いを正しく理解することが、
有期雇用トラブル防止の第一歩です。

「契約満了だから自由終了」では済みません。
誠実な対応と記録保存で会社を守りましょう!

#雇止め #解雇 #有期契約 #労契法19条 #社労士の視点 #労務管理の基本