🏢【「出勤してください」に応じない社員、どう対応すべき?】
📍「今日は出社してください」と伝えたのに
📍「リモートがいいので行きません」
📍「行きたくないので有給にします」
…そんな“出勤拒否”のような対応、ありませんか?
💬「懲戒にできる?」
💬「正当な理由がなければ命令違反では?」
➡ はい、条件次第では“懲戒処分の対象”にもなり得ます。
📌「出勤命令」は正当な業務命令の一つ
✅ 出勤の指示は、就業規則や業務命令権に基づく当然の指示
✅ 正当な理由(体調不良・災害・育児介護等)がなければ、「業務命令違反」とみなされる
✅ 特にテレワーク導入中の出社指示は“例外的対応”と明示しておくことが重要
⚠️懲戒処分とする場合の注意点
❌ 一度の拒否でいきなり懲戒はNG
❌ 感情的・場当たり的な処分はトラブルの火種に
➡ 懲戒処分には以下が求められます:
① 命令の正当性・必要性があること(合理性)
② 本人に事情を確認・弁明の機会を与えていること
③ 段階的な対応(注意→指導→警告)を経ていること
④ 就業規則に処分の根拠規定があること
👨💼社労士の視点
“出勤拒否”を見過ごさないための対策:
・ 就業規則に「業務命令違反」の懲戒項目を明記
・ テレワーク方針にも“出社要請がある場合”の条件を記載
・ 出勤命令時は「日時・理由・業務内容」などを文書で通知
・ 記録を残しつつ、個別事情を聴取して冷静に判断することが重要
📣まとめ
“働き方の自由”が進む今こそ、
「会社が求める出勤」と「社員の自由」のバランスが問われています。
ルールを整え、毅然と・公平に対応できる土台づくりを。
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